リアル妊娠糖尿病シリーズ第三弾、今回で最終回です。(今までの記事はこちら ⇨ 第一弾 & 第二弾 )
先日無事に出産を終え、産後の検査でも数値が元に戻っていることが確認され内科も卒業となりました。
全てが終わった今、今回の妊娠糖尿病について振り返ってまとめてみました!
今回の体験記はあくまで私の個人的なものであり、病院の方針や症状の程度・体質等で対応はそれぞれ異なると思われます。妊娠糖尿病と診断された方が必ずしも同じ対応になるとは限らないことを予めご了承ください。
私の妊娠糖尿病経過のまとめ
・私:33歳主婦、痩せよりの普通体型
・今回が2回目の妊娠(前回の妊娠出産は3年前、妊娠糖尿病には引っかからず)
・妊娠糖尿病になりやすい人の特徴にはどれも当てはまらず
産院にて糖負荷試験を受け、引っかかる
再検査を受ける⇨『妊娠糖尿病』と診断される
予定している産院には内科がないので大学病院の糖尿病内科への紹介状を出してもらう。
紹介された大学病院の内科を初受診
家族に糖尿病の人がいないか、過去の病歴等簡単なヒアリングを受けた後、食事療法&毎食前・食後の血糖値を測るように指示を受ける。
色んなブログやYoutubeなどを見る限り、インスリンを打つかどうか・管理入院をするかどうか等治療方針については医師や病院によって対応にかなり差があるようです。
大学病院の内科再診
毎食前・食後の血糖値を記載したノートを持参し医師に確認してもらう。
ちょこちょこ基準値をオーバーしている&昼食後が高い傾向にあるため、分食にするように指示を受ける。
大学病院にて栄養指導を受ける
栄養士の方と面談。普段の食事内容を伝えアドバイスをもらう。
大学病院の内科再診
毎食前・食後の血糖値を記載したノートを持参し医師に確認してもらう。
数値が安定しているのでこの調子で食事療法・血糖値の記録を続けるよう指示を受ける。
大学病院の内科再診
毎食前・食後の血糖値を記載したノートを持参し医師に確認してもらう。
数値が安定しているのでとりあえず問題無し。
出産するまで食事療法&血糖値測定は続け、出産後は産院の指示に従うように言われる。
予定していた産院にて無痛分娩で出産
出産後、2回分の食前・食後の血糖値を測り、その数値が問題なかったためもう計測はしなくて良いと言われる。
大学病院の内科にて糖負荷試験を受け、結果問題なし
数値は完全に正常に戻っており、妊娠糖尿病は治ったと判断され通院も終了となる。
「今後も健康診断をしっかり受け血糖値に注意すること」、「次もし妊娠した場合は、前回の妊娠時に妊娠糖尿病になったことを産院に早めに伝えた方が良い」とのアドバイスを受ける。

私の産院ではもし多量のインスリンを打つことになった場合は転院になるということだったのですが、私の場合は食事療法だけだったので予定通りの産院で無痛分娩で出産となりました。
心配していたお腹の赤ちゃんへの影響としては、出産後すぐは若干低血糖気味ということですぐ助産師さんがミルクを飲ませてくれていました。それ以外には黄疸も含め特に影響は出ず、ホッとしました。
妊娠糖尿病と診断されてから産後までを振り返って
①苦労した点
常に血糖値を意識して食べる物に気を使わねばらならないこと
毎食毎食かなり頭を使いましたし、常に食事のことを考える生活になっていました。
産後ようやく解放され、好きな時に好きな物を食べられる自由を取り戻したことが本当に嬉しいです。笑



食べる物に気は使いましたが、実は割と外食も色々行けてました!
ケンタッキーやマックも食べてみましたが、一緒に食べる物を工夫したり、食後しっかり歩いたり、YouTubeのストレッチ動画(妊婦でもできるもの)をすることで血糖値もクリアできていました!
スタバも意外と低糖質メニューがあって普通に行ってました!
あとは、今の世の中には低糖質の商品がたくさんあってそれらには本当に助けられました。
毎食前・食後の血糖値を測定すること
痛がりの私にとって、何より怖かった指先に針を刺して血を出すこと。。
痛み自体は慣れるとなんてことなかったのですが、やっぱり毎食前・食後は面倒すぎました…
常に家で食事するわけではないので外出先にも持って行く必要があったり結構負担に感じていました。



あと食後の血糖値が高く出るとそのたびかなりテンション下がってました…
通院のために時間もお金もかける必要があること
大学病院の内科への通院もかなり時間取られました。
特に私が通っている病院は予約が取りづらく、初診は数ヶ月後しか予約が取れないとかで予約なしの飛び込みで行かざるを得ず、まさかの5時間待ち…
その後は予約が取れるのですが、子どもの体調不良などでどうしてもキャンセルせざるを得ない時、また予約が取れなくなり再度飛び込みで行って6時間待ち…(診察時間〜会計まで含めると病院に8時間近く滞在)
本当に色々やばかったです。



娘がプレ幼稚園に通っている日を選んで受診していましたが、予約無しで行く日はお迎えの時間に間に合わないので夫の仕事を調整してもらう必要があったりでかなり苦労しました。
あとは後述していますが、通院費用もまとめて計算してみるとまぁまぁな金額かかっていました…
②良かったと思える点
健康的な食事について知識が増え、食生活が劇的に改善されたこと
それまで偏食気味で食生活に対し無頓着、なんとなく食べたいものを食べるような生活でしたが完全に変わりました!
毎日タンパク質と食物繊維をたっぷり食べられるように献立を考えたことで、その美味しさにも気づけました。



毎日の食事づくりを担当しているので今後は家族にも栄養バランスを考えた食事を提供できるのではと思います。
妊娠中の体重管理がスムーズだったこと
前回の妊娠ではつわりで体重が−8kg落ちてそこから最終的に13kgほど増えました。(産後も2kgほどしか減らず…)
でも今回の妊娠ではつわりで体重が−2kg落ちてそこから最終的に5kgほどの増加にとどまり、産後は6kg減りました。
(⇧妊娠糖尿病になり食生活が改善されたことが結構影響してるのではと勝手に考えています)
妊娠後期もそこまで体重が増えず、前回頭を悩ませていた体重管理も今回はほとんど意識せずにいることができました。



そのおかげなのかは分かりませんが、今回はかなりのスピード出産かつ安産で産後のダメージもかなり抑えられました。
将来の糖尿病リスクに気づけたこと
妊娠糖尿病と診断されるまで、糖尿病という病気は自分には縁のないものと勝手に思い込んでいました。
ただ今回妊娠糖尿病になり、自分が将来なりやすいタイプの人間であると気づけたのでこれから予防しながら生活していくことができます。
妊娠糖尿病の食事療法で助けられたもの紹介
★低糖質の食品
▼大好き低糖質パン!フワッフワで軽く、朝食や間食にピッタリ。こんなに低糖質で本当に美味しい。
▼美味しい料理には大体砂糖が入ってる!砂糖もこれに置き換えれば罪悪感なく食べられました♪
▼糖尿病内科の栄養指導でも推奨されていたSUNAOシリーズ。スーパーなどでも手軽に買えて有難かった!
★シャトレーゼ糖質オフシリーズ
シャトレーゼの低糖質のお菓子は「本当にこんなに糖質少ないの!?」と思うほど、普通のスイーツと遜色ないほどに美味しい!
1つ糖質10g以下のお菓子ばかりで安心して食べられます。
しかもどれもお安くて本当にシャトレーゼ様様です…!!



私は特にチョコカスタードエクレアが大好きでいつもまとめ買いして冷凍庫にストックしていました。小ぶりですが意外とボリュームもあって満足度も高いです!何よりとっても美味しい!
★竹脇まりなさんのYouTube
妊娠糖尿病になったことで、自宅でできるストレッチやヘルシーな食事を紹介している竹脇まりなさんのYoutubeをたくさん見るようになりました。
本当に勉強になるしストレッチも食事もかなり参考にさせてもらったし、明るく前向きな人柄を見てるだけでこちらの気分も上がる!
▼食べすぎてしまった!という食事の後は、よくこの妊婦OKのストレッチをしてました。(これをすると大体基準値クリアできた印象でした。気のせいかな笑)
【参考】妊娠糖尿病の通院のためにかかった費用
・1回目の通院:おそらく6,000円くらい(血糖自己計測のための針などの購入費含む)
・2回目の通院:6,220円(血糖自己計測のための針などの購入費含む)
・3回目の通院:1,000円(栄養指導)
・4回目の通院:8,930円(血糖自己計測のための針などの購入費含む)
・5回目の通院:3,730円(血糖自己計測のための針などの購入費含む)
・6回目の通院:1,270円(産後の糖負荷試験)
・7回目の通院:1,420円(前回の糖負荷試験の結果確認&最後の栄養指導)
⇨合計:おおよそ28,570円



計算してみてびっくり!
仕方ないことだけど改めて計算してみると結構かかってるな〜(涙)
ちなみに針などは大量に余っていますが、治った今わざわざ刺して測ろうとも思えないですし無駄になってもったいない…
まとめ
妊娠糖尿病と診断された当初、本当にショックで不安で泣くほどでした。
実際、食事療法や通院、血糖値測定など色々しんどいなと思うことも多かったですが、一番気にしていた
①母子ともに健康に出産を終えること
②希望している産院で無痛分娩で産むこと
この2つを達成できたので本当に良かったです。



マイナスな気持ち100%から始まった妊娠糖尿病生活でしたが、終わった今振り返ると本当に勉強になったし人生経験の一つとして良かったと思うことができています。
妊娠糖尿病になったとき、何よりこの病気が未知すぎて、今後どうなるのか・出産にどう影響するのかが分からなくて情報も少なく不安でたまりませんでした。
今現在、当時の私と同じように不安に思っている方に一例ではありますが「こういったパターンもあるのね!」と少しでも安心したり参考にしてもらえたら幸いです。
妊娠糖尿病体験記①・②はこちら




コメント